基礎水産資源学

責任教員: 松石 隆

担当教員: 松石 隆・安間 洋樹・藤森 康澄・山村 織生

科目種別: 水産学部専門科目 他学部履修等の可

開講:  夏学期

授業形態: 講義 単位数:1 対象年:2年以上

キーワード: 水産資源学 資源管理 乱獲 漁業 漁具 漁法 漁船 資源動態解析 資源調査 資源特性値 資源量推定

授業の目標

【概要】
水産資源(さかな)を持続的に有効活用しようとするとき、水産資源がどこにどれだけいるのか、どれだけ獲っても持続的に利用できるのか、どうやって効率的に、また持続的に獲るのかを知っておかなければなりません。基礎水産資源学では、水産学の最も根本である水産資源学に関連する漁業学、資源解析学、資源管理学を含む幅広い内容をお話しします。将来、あらゆる分野の水産研究、水産行政を志す人には、是非聴いてほしい授業です。
【学習目標】
1.主な漁業の方法と歴史を知ろう
2.漁網や漁船などの仕組み知ろう
3.魚の量の増減と漁業の関係を知ろう
4.海のなかの魚の量を調べる方法を知ろう
5.乱獲を防止するための取り組みを知ろう

到達目標

1.主な漁業の手法、歴史、現状の概要の把握
2.主な漁業技術の概要の把握
3.主な資源動態理論の概要の把握
4.主な資源調査手法、資源量等の推定法の把握
5.主な資源管理手法と現状の概要の把握

授業計画

1.漁業の歴史(1コマ)
日本漁業発展の歴史 / 国際的な漁業動向 / 乱獲と資源管理の歴史 / 日本漁業の問題点と課題
2.主要漁業の手法と現状(1コマ)
底びき網漁業 / まき網漁業 / マグロはえ縄漁業 / カツオ一本釣り漁業 / サンマ棒受網漁業 / イカ釣り漁業 /
かご網漁業 / 定置網漁業
3.漁業技術理論(1コマ)
漁網 / 漁船 / 魚群探知機 / 測位装置 / 衛星リモートセンシング
4.資源動態解析の理論(1コマ)
系群の重要性 / ラッセルの方程式 / 余剰生産量モデル / 成長・生残モデル / 再生産モデル /
最大持続生産量と最大経済生産量 / 生態系モデル
5.資源調査と資源特性値の推定(1コマ)
資源調査研究の内容 / 漁獲統計と生物調査 / 資源特性値の推定 / 漁獲努力量と資源量指数 /
バイオロギング調査による回遊推定 / 耳石微量元素分析による系群判別
6.資源量推定法(1コマ)
漁獲統計解析 / 標識放流 / 卵数法 / 目視法・魚探法 / その他の方法(遺伝情報を用いた方法など)
7.資源管理(2コマ)
資源管理の基本概念 / 入力管理と出力管理 / 保護区による資源管理 / 日本の漁業管理制度 /
資源管理型漁業と資源管理の成功例 / 日本のTAC制度 / IQ、ITQ制度 / 外国の漁業管理の現状 /
国際機関による資源管理 / エコラベル・認証制度と管理

準備学習(予習・復習)等の内容と分量

授業に使用するプレゼンテーションファイルをあらかじめホームページに公開するので、あらかじめプリントアウトして予習してください。

成績評価の基準と方法

毎回授業の最後に実施する小テストの点数の平均値によって評価します。なお、欠席する場合は、指定の欠席届を出してください。欠席の理由によっては、平均値の算定から欠席回の点数を除外することがあります。90点以上:秀,80点以上:優,70点以上:良,60点以上:可とします。

テキスト・教科書

最新水産ハンドブック / 島一雄 他編 : 講談社, 2012, ISBN:978-4-06-153736-1

備考

授業プレゼンファイル(パスワードはuser)

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